自サイトから外部サイトへリンクを発する外部リンクは、コンテンツの信頼性を高めるSEO対策です。
サイト内コンテンツへユーザーを誘導する内部リンクと違い、外部リンクは外のコンテンツにユーザーを誘導します。
そのため、外部リンクには常に離脱のリスクがあり、「ただやればいい」というわけではありません。使い所を見極めて、バランス良く外部リンクを設置することが大切です。
このページでは、以下について解説します。
- 外部リンクの概要
- 外部リンクを活用することのメリットとデメリット
- 外部リンクを設置する際の注意点
ユーザーとGoogleから高く評価される記事を作るためにも、外部リンクの使い方をしっかり理解して対策していきましょう。
外部リンク(発リンク)とは?
外部リンクとは、文字通り自分のブログ内に外部サイトのURLリンクを設置することです。
そもそも外部リンクを設置する目的は、情報のソースを明示し、発信の説得力を高めること。
自分の身の回りだけで起きたこと(レビュー、体験談)は自分の頭の中で書くことができますが、すべての記事でそれが出来るかと言えばそうではありませんよね。体験していないことを書くことの方が多いでしょう。
ただでさえ、ネットの情報には真偽不明の捏造・嘘・ガセネタなどがわんさかあります。
嘘を嘘と見抜けない人がインターネットを扱うのは難しい…
みたいな言葉もある通り、
ググった情報でユーザーが何らかの不利益を被ったら「Googleに騙された!」と不満を覚えるはずです。そうなったら「もうGoogle使えねーわ、yahoo使うわ」となるかもしれません。そうなったら一番困るのは誰でしょう?
そう、Googleです。「違うんです!あいつがやりました!」と言ってもデマを流した全責任はGoogleなのです。
情報を切り貼りして印象・心象を操作する・一部の人間による悪質なデマの流布などが巧妙化してきている現在、情報の信頼性はこれまで以上に重要です。専門知識による裏付けがないと信用されないかも?な部分には必ず『情報ソース』を明記しましょう。
ネットユーザーの7割がフェイクニュースを疑っている
また、2018年にマイナビが500人を対象に行ったアンケートでは、ネットユーザーの71.4%が「ネットニュースを疑っている」と回答しています。
つまり、記事を最後まで読んでもらうためには、「ほんとかよ、うそくさい」の違和感の壁を超えて、ユーザーにあなたの発信する情報を信頼してもらう必要があります。
そのためにも、専門機関や統計情報から主張の根拠となる一文を正しい方法で抜粋し、『より信頼できる情報源・ソースを明らかにすること』が重要となるわけです。
あるいは、グルメ情報や書籍・映画のレビューなどのコンテンツの場合、公式HPや行き方に関するグーグルマップへのリンクを埋め込むこともあるでしょう。
外部リンクは記事の離脱に繋がりやすいため設置場所に関しては注意が必要ですが、根本的な考え方は『ページを訪れたユーザーのためになること』を意識して設置していきましょう。
外部リンクの貼り方
外部リンクを設置する方法は内部リンクの貼り方と基本的に同じです。
テキストをドラッグし、リンクアイコンをクリック(or Ctrl+K)でリンクウインドウを開き、URLをペーストします。
自分の主張や掲載する情報の説得材料として行う『引用』は、引用タグ(あるいは引用ボタン)を使用して適切に文章を抜粋します。
日本国内で「フェイクニュース」が大きな話題となったのが、2016年4月14日に発生した「平成28年熊本地震」の際の、動物園からライオンが逃げたというSNSでの投稿だ。地震の直後、街中にライオンが出現したという内容が偽画像とともに投稿され、瞬く間に拡散。この投稿を知った地域の人々は動揺し、動物園には電話が殺到、混乱をもたらした。
引用:yahooニュース
その上で引用元を明記し、元ページにジャンプできるようURLリンクを貼りましょう。
ネット上から画像を引用する場合は、「キャプション」にリンクを貼ることで引用元を明記することができます。
URLリンクからジャンプできない引用は有効なのか?
ちなみに、「離脱防止のためにURLリンクは貼らず文字列だけにする」という考えの人もいます。
が、発リンクのない埋め込み・引用をGoogleは評価しません。
先程のニュースを例にしてみましょう。
日本国内で「フェイクニュース」が大きな話題となったのが、2016年4月14日に発生した「平成28年福岡地震」の際の、動物園からライオンが逃げたというSNSでの投稿だ。地震の直後、街中にライオンが出現したという内容が偽画像とともに投稿され、瞬く間に拡散。この投稿を知った地域の人々は動揺し、動物園には電話が殺到、混乱をもたらした。
引用:yahooニュース
どうでしょうか?一見信頼できそうな気がしますが、これはフェイクニュースです。福岡ではなく熊本でしたね!
しかし、「熊本→福岡」と変わっていても、参照リンクがなければ、確認する術はありません。確かめるためにはユーザーは自分でわざわざそのニュースをもう一度検索して、自分で確認しなきゃいけないんですが、、、
それって時間の無駄ですよね?最初から明記しとけよ、と誰もが思うはずです。つまりこれはユーザーのためにならない記事の書き方であって、検索エンジンも評価しないというわけなんです。
外部リンクは1記事1〜3個にコントロールしよう
外部リンクが記事の信頼性をアピールする手段とはいえ、外部へのリンクを貼れば貼るほど、離脱ポイントが増えます。
目的はあくまでも「自分の記事を最後まで読んでもらうこと」。情報の信頼性を高めるにはある程度はやむを得ないとしても、やたらめったら外部リンクを埋め込むのは危険です。
コンテンツの内容にもよりますが、1記事に設置する外部リンクの数は1記事2〜3個以内に収めたいものです。
状況によっては、
- 引用元のURLを明記するだけに留めてリンクは埋め込まない
- 引用せずに済みそうな部分は文脈で完結させる
- 「◯◯で語られていた情報をまとめると以下のとおりです。」と箇条書きでまとめる
など、離脱ポイントをコントロールする工夫をしましょう。
外部リンクは「新しいタブで開く」がオススメ
外部サイトへリンクを貼る場合は、必ず「新しいタブで開く」設定をしておきましょう。
理由は、検索ユーザーがリンク先のページへ飛んでいってしまった後、自分のページを完全に離脱されてしまうことを防ぐためです。
通常、何も設定しないまま外部リンクをクリックすると、同一タブ内で新規ページを開くようになっています。
おそらくユーザーは、飛んでいった先のページで新しい「なにそれ面白そう」を見つけるか、別の興味関心を思い出してあなたのところには戻ってきてくれないでしょう。
これは重大な機会損失です。
これでは、ページの目的「検索ユーザーのニーズをあなたの記事で満たす」が達成されず、検索エンジンからのページの評価も下がってしまうかもしれません。
よって、外部へリンクを飛ばす時は「新しいタブで開く」の一手間を加えましょう。
自分のページは閉じずに残しておくことで、ユーザーが戻ってきてくれる可能性を増やすことが出来ます。
外部リンクを「新しいタブで開く」設定方法
「新しいタブで開く」の設定方法はカンタンです。
テンプレートやテーマによって若干手順は異なりますが、大体1〜2クリックで完了します。
ここでは、テンプレートSWELLとJINをモデルに解説します。
SWELLの場合
ブロックエディターからリンクウインドウを開く。
新しいタブをクリックするだけでOK。
JINの場合
続いてテンプレート『JIN』の場合。
リンクウィンドウを開いたら、
リンクウィンドウの右側にある歯車アイコンをクリック。
「リンクを新しいタブで開く」にチェック。
これで設定は完了です。
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