アドセンス狩り対策2021|必須プラグイン「AICP」の設定方法をわかりやすく解説

この記事は…

難易度 ★★★☆☆(ふつう)

  • アドセンス狩りってなに?どうなるの?
  • アドセンス狩りの対策プラグインって?設定方法は?
  • もしアドセンス狩りに遭ったらどうしたらいい?

という人に向けて書いています。

この記事を読むことであなたは、

  • 自分の大切なブログをアドセンス狩りから守る方法
  • 万が一アドセンス狩りに遭ってしまった場合の対処法

を理解することが出来ます。

アドセンス狩り(第三者からの不正クリックによる悪質な妨害行為)は、2021年現在も発生している脅威です。

僕自身、2019年にその被害に遭いました。2020年から2021年にかけても僕のクライアントや所属コミュニティの方から「不正クリックでペナルティを受けた」という報告を頂いており、やはり何らかの備えや対策を施さないと、精神衛生上大変よろしくない状況です。

そこでこの記事では、アドセンス狩り対策に有効な、唯一無二のプラグイン「AdSense Invalid Click Protector Settings」の紹介と設定方法をわかり易く解説しています。設定項目は少ないのでカンタン。3分あればできます!

また、実際に既にアドセンス狩りに遭ってしまった方に向けての対処法と、プラグイン以外でできる日頃からのアドセンス狩り対策についてもまとめていますのでどうぞご活用ください。

さあ、いってみましょう!

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2021もやっぱりアドセンス狩り対策プラグインはAICP(AdSense Invalid Click Protector Settings)で決まり

まずは本題のプラグインの紹介から。

アドセンス狩りってなによー?という知識を蓄えるよりも先に、もう思考停止でいいのでこのプラグインをWordPressにインストールさせてあげてください。

あなたの家(ブログ)はいま、鍵がかかってないし窓もないセキュリティカッスカスの状態なのですから。

さて、ここで紹介するAICP(AdSense Invalid Click Protector Settings)は、アドセンス狩り対策のプラグインとしては最も有名で、かつ更新頻度が高い優秀なツールです。というかこれ以外のプラグインは見当たりませんね。

このプラグインの目的はシンプルで、同一のIPアドレスからの連続クリックに対して、

  • 設定した◯時間以内に
  • ◯回クリックされたら広告を非表示にする
  • そいつには◯日間広告を表示させない

インストールして有効にしてから、プラグインの設定画面を開くと、以下のような設定項目が並んでいます。

AICPプラグインの設定画面

英語読めないからわけわからん…!という人はクロームブラウザにGoogle翻訳のアドオンを入れてページ翻訳してみてくださいね。

とりあえず重要なのは最初の3つの項目で、デフォルトのままでも全然機能するのでそのままでOK。

「PHPを書き換えて細かく設定しないと機能しないよ!」という声もありますが、自分の環境ではデフォルト設定でもある程度機能してくれているのでこのままにしてます。

もっとも、プラグインといえど完璧ではないので(だからこそ毎月マイナス攻撃受けてる)、

AICPの設定からBANされた一覧をチェックできる

言うまでもなく、ブログは収入を得るためのツールです。資産です。大事なのです。だから守らなくてはいけません。

普段からブログに異常はないか?Analyticsやアドセンス管理画面をチェックしてセキュリティ意識を高めていきたいですね。

さて。

プラグインの導入が終わったら、アドセンス狩りってなに?どんなことが起こるの?について学んでいきましょう。

アドセンス狩りは2021年も現在進行系の脅威

2018年頃はちょっと収まった?かのように思われたアドセンス狩り。

ちなみにアドセンス狩りとは…

  • 悪質なユーザーからの不正な連続クリックによるペナルティの誘発行為
  • ページのソースコードを抜き取りアドセンス広告コードを外部にばらまく行為

何のためにこんなことやるのか正直理解できませんが、時代が変わり、在宅でブログに挑戦してみようという人が増えてますよね。

その邪魔をしてやろうというダークサイドに堕ちたロクでもないヤカラたちもまた一定数いるのでしょう(ほんと消え去って欲しい)。

アドセンス狩りに遭うとどうなるの?ペナルティ事例を解説

アドセンス狩り=不正クリックがあなたのブログで行われると、以下のペナルティが発生します。

  1. 一定期間の広告配信完全停止
  2. アドセンスアカウントの凍結(BAN)
  3. 無効なクリックとして収益から差分マイナス

このいずれかですね。僕の体験上では、サイトの収益が大きくなると、停止ではなく「収益からのマイナス措置」が取られる傾向があるのかなと。ちなみに僕のアドセンスサイトではほぼ毎月不正クリックによる攻撃を受けてるんですよ、実は。

アドセンス狩りによるGoogleからのペナルティ事例①広告の一時停止or凍結BAN

アドセンス審査通過〜収益化スタートの段階で多いのが、広告配信の停止ペナルティです。

この措置を受けると、最大30日前後の広告配信停止か、最悪アカウントの凍結になってしまいます。

僕の身近な例では短くて10日、長くて2週間ほどの停止措置を受けた方がいますが、「よーしこれから頑張るぞ!!」という勢いを削がれるほんと悪質な行為です(そのあとシレっと広告が復活します)。

ちなみにアドセンス狩りに遭ってペナルティを受けると、Googleからこんな通知が来ます。(クリックで開きます)

要するに、

『自己クリックかアドセンス狩りかはわからないけど、不正クリックがあったから広告制限停止するよ。詳しい内容は答えられないけど、たぶん30日以内には解除されると思うからなんか対策しておいてね。』

というめちゃくちゃクールなお達しです。

アドセンスのペナルティ事例②無効なトラフィックとして収支からマイナスされる

サイトがある程度育ってくると、こっちのペナルティが多いんじゃないかと思います。

こちらの画像をご覧ください。

アドセンス狩りに遭った支払い管理レポートの画面
このときはー2000円でした

アドセンス管理画面の「お支払い」項目から毎月の収支を見ると、毎月のように「無効なトラフィック」という項目で収支から数千円のマイナスが発生しています。(過去一番大きなマイナスで6,000円でした)

アドセンスのクリック単価が現在10〜15円程度だとすると、400〜600回ほどの不正クリックが行われた模様です。

全部が全部外部からの攻撃というわけではないけど…

もっとも、広告とクリックで展開される画像の距離が近くて「誤クリックを誘発する記事構成」になってしまっている場合でも「無効なトラフィック」カウントされてしまうことがあります。

少しでも多くクリックされたい!と欲丸出しで画像と広告を誤認させてしまう配置はなるべく避けましょう。(Googleの自動広告がもはやそれやってるやん、というツッコミはおいといて)

ライバルブログの妬み…なんて考えたくもないので、「電脳空間に漂うアドセンスゴーストによる無差別攻撃」ということでやり過ごしてます。

これがプラグインのお陰なのかラッキーなだけなのかはわかりませんが、ペナルティとしてGoogleから別途通告が来たことがないので、「アドセンス狩り防止プラグイン」には一定の信頼をおいています。

もしアドセンス狩りに遭ってペナルティを受けてしまったら…

もし、もし万が一あなたのブログがアドセンス狩り(不正クリック)の攻撃を受けてしまったら…

まずは「自己クリックじゃない!攻撃されたんだ!」とGoogle親分に申し立てを行うことができます。

ただしこれは必ず認められるわけじゃないので注意が必要ですが、やらないよりマシ、程度だと留めておいてください。

まず真っ先にやるべきことは、『Google Analyticsを開く』です。そして、

  • 直近のCTR(クリック率)をチェック(やたらCTR上がってない?)
  • Analyticsで「ユーザー→地域→地域」と進み、特定の地域でクリックが増えてない?
  • 「特定の期間に、特定の地域から異常に多くのクリックがある」ことがわかったら
  • Googleの「無効なクリックの連絡フォーム」へ報告を!
Googleの無効なクリックの連絡フォーム

正直この方法で広告配信が復旧できるか?といえば可能性はかなり低いと言わざるを得ません。

疑わしいIPアドレスは発見次第即時ブロックを心がけよう

他にIPアドレスを割り出す方法としては、『リサーチアルチザンPro』という外部ツールを使うことで不正クリック源を特定することもできるようです。

あいにく僕はまだこのツールにお世話になったことはないので詳しくは語れませんが、Google Analyticsやアドセンス管理画面を日頃からチェックしておいて、異常を起こしているIPアドレスはブロックしておく、CTRが異常に高い場合もチェックして原因を究明しておく、という早い段階での対処が重要になってくると感じます。

右クリック防止プラグインの導入でソースコードの抜き取りを防止

不正クリックするだけがアドセンス狩りではありません。

ページのどこかで→クリックすると「ページのソースを表示」という項目から、

アドセンスの広告コードを外部の人間でも見ることができてしまうんです。

それをよそでばらまいて、間接的に不正クリックを誘発するというイヤ〜な手法もあるそうなので、アドセンスブログを運営するなら右クリック防止のプラグインも導入することをオススメします。

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まとめ|2021年もアドセンス狩りに備えて事前の対策をしておこう

たかがブログといえど、アドセンスプログラムは立派な「広告ビジネス」です。

最初は数百円程度の収益なので「アドセンス狩り?あとでもいっか〜」と後回しにしてしまいがちですが、“まさか”が起きてからでは遅いですし、やっておけばよかった…と後悔するくらいなら、

アドセンス審査が通ったらすぐにプラグインを入れて対策をしておく!

くらいが良いと思います。

ブログはしっかり育てていけば数十万,数百万、数千万円の収入を生み出す、紛れもないネット上の資産なので、自分の家にカギをかけるのと同じように、日頃からセキュリティ対策は万全にしておきたいですね!

ではまた!

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