「好きなことを仕事に」を失敗させないために|好き=趣味は勘違い?

好きなことを仕事にしよう、という言葉を聞いてとっさに思い浮かぶのは、

「好きなことを仕事にすると辛いよ」
「仕事じゃなくて趣味のままにしておくべき」

といった言葉たち。

誰の親切かはわかりませんが、「世の中そんなに甘くないよ」なんておまけを付けてくる人もいます。

「イチローくらい好きじゃないと成功しないんでしょ?」

そんな0か100かの思い込みで結局「好きでも嫌いでもないことを仕事に」で落ち着いてしまう、あるいは「嫌いなことを仕事に」というケースは多いんじゃないかと思います。

僕は大学を卒業後、会社員として二度の転職を経て、現在はフリーランスとして働いています。

趣味はカメラや登山、ゲームなど浅く広くいろいろありますが、そんな僕の今の仕事は、「そういえば昔好きだった文章を書くこと」です。

好きじゃなくても、これから好きになることだってあるんですよ。なので、

  1. 好きを仕事に、がなぜ辛いのか
  2. 小さな成功体験を重ねるてみよう
  3. とりあえずやってみよう

無理して好きなことを仕事にする必要はありませんが、長い人生を満ち足りたものにする上で、好きなことをやって収入を得られることは憧れますし、幸福度の高い生き方だと思います。

なので、僕の体験をもとに、「好きを仕事にする」ための方法について考えてみました。

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好きなことを仕事にが辛いと言われる理由

PCとデスク周りの画像

なぜ、「好きなことを仕事にしたくない」「趣味は趣味のままでいい」という意見が世の中にあるのでしょうか?

それは、「趣味=得意なこと」とは必ずしも言えないからです。

僕は登山やカメラが趣味ですが、プロカメラマンのような圧倒的な写真も、エベレストも登れません。

「休みの日に一人で楽しむレベル」だし、楽しむことが目的で、コンテストで賞を獲ったり、それで食べていく必要がないのであんまり上達もしていません。

なので、「明日からカメラで稼ぐぞ!」となっても、商品化できるほどの価値がないので、すぐに頓挫してしまうことは明白ですよね。

「好きなことを仕事にするのは辛い」と言われる理由は、その「好きなこと」が価値を生まないから、マネタイズ(=収益化)につながらず挫折するからです。

また、「好きなこと=趣味」と紐付けてしまうのも、勘違いを生んでしまう理由の一つだと思います。

となると、自分が好きで、なおかつ世間に価値を生む(評価される)ことが必要となります。

つまり、「あなたが得意なこと」こそが、「好きなこと」になる可能性を秘めています。

そしてそれは、まだ自分自身気づいていない可能性もあります。

ある日突然「好きだったことを理解する」こともある

僕は文章を書くのが好きです。

現在ブログを書くことで収入を得ている僕ですが、この巡り合わせには本当に感謝しています。

ただ会社員時代は、文章を書くのは割と得意なだけで、誰よりも秀でていたわけでも、特に好きだったわけでもありませんでした。

でも、副業としてブログを始めたお陰で、「そういえば小学生から中学生の頃は、詩や小説を書くのが好きだったなんだよなぁ」ということを思い出したんです。

昔、僕が小学5年生くらいの頃、僕が書いた詩が「北海道の機関紙」に掲載されました。

まったく期待していなかっただけに実感は湧かなかったけど、「自分にはもしかして才能があるのかも」と嬉しくなったことを覚えています。

以来、僕は活字の小説をたくさん読んだり、一日中小説を書いて遊んだり。
トイレの中にも当時の重たい「ワープロ」を持ち込んで数百枚以上の「未完成のファンタジー小説」なんかをカタカタ打ち込んでいたり。友達とリレー小説をして遊んでみたり。

そんなことを思い出しながら、「ああ、僕は文字を書いたり考えたりすることが好きだったんだ」と、後になって「好き」を思い出した次第です。

「好きなことを仕事に」の入り口は、必ずしも“趣味”である必要はありません。

趣味に没頭しているうちに見つけることもあるでしょう。仕事を続けていくうちに見つけるかもしれません。

あなたの日常や仕事において、「なぜかわからないけど苦もなくできる」ことはありませんか?

あるとすれば、それはあなたが人より得意なことかもしれませんし、好きになる種なのかもしれませんよ。

小さな成功体験を重ねることで見えてくるもの

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好きなことを仕事に、と言われても、

「どうやったら生活できるほど稼げるようになるのかわからない」

という不透明な将来性に不安を感じることもあるでしょう。

カフェ経営にしろ、漫画家にしろ、パーソナルトレーナーにしろ、成功体験よりも失敗談のほうが身にしみてリアリティを感じるのは、

「成功体験がないから」

です。でも、初めては誰だって怖いです。

  • 初めて異性に告白した
  • 初めて一人で電車に乗る
  • 初めて車を運転する
  • 初めて転職活動をする

どれか一つは誰でもドキドキした経験があると思います。

初めてのことには、自分の「成功体験データベース」は白紙ですし、うまくいくかわからない。未来の見通しが立たないのはどんな“初めて”でも一緒。

であれば、

イラストや写真だったらWEB媒体で販売してみるとか、音楽であればYouTubeにアップするとか、インスタグラムでトレーニング動画をアップするとか、「小さくはじめる」環境は10年前に比べて格段に整っています。

そういった意味でも、はじめから開業資金に何百万もかかるようなビジネスよりは、元手がほとんどかからない「インターネットを使ったビジネス」はすぐに始められて便利です。

行く宛のない在庫を抱えることも、多額の借金を負うこともなければ、いつだって再起は可能だしリスクは最小で済みます。失うのは時間だけ。

まずは小さくやってみて、小さな成功体験を積むこと。最初は1+1=2でいい

いきなり100を目指そうしても、思い通りに行かない現実にぶつかって挫折する可能性が高まります。挫折してしまえば、そこまでに掛けた時間も情熱もすべて台無しになります。

だから、小さな成功を積み続ける。筋トレやダイエットと同じく、継続することで、徐々に変化が生まれてくる。

少しずつ慣れてきてから、「じゃあそれをどうやって大きくするか?」と考えると良いと思います。

「スモールステップの原理」を活用してゴールを目指す

僕は会社員時代はインフラ関係の管理職をやっていましたが、退職する1年前から、副業でブログをはじめました。

目的は、

  • もっとお金がほしい
  • 会社を辞めたい

という超不純な動機でしたが…

独学は絶対に挫折する自信があったので、既に結果を出しているコンサルタントに師事し、ブログで収益化する方法を学んでいました。

が、はじめの数カ月間はものの見事に稼げず…。

一日5時間、30日間継続して収益3000円とか割と普通でした。

実働150時間で3,000円なので、時給20円…よく続けたなと我ながら思いますが、それでも、「会社に頼らずに自分でお金を稼げた」という小さな成功体験は、なにものにも代えがたい感動体験として今も鮮明に覚えています。

まずは100PV。
その次は1000PV。
次は月収10,000円を目指そう。

目標到達までの道のりを細分化して一つずつクリアしていく「スモールステップの原理」のお陰で、僕は結局1年後には目標だった月収100万円を超えることが出来ました。

大きな目標や夢を掲げるのももちろん大事

それとは別異、「年収1000万円をめざすぞ!」という壮大な目標ももちろん良いと思います。

例えば、お笑い芸人「キングコング」の西野亮廣さんは「打倒ディズニーランド」を掲げていますし、元ZOZOの前澤友作社長は「月旅行」を宣言しています。

我々からすれば途方も無い夢のまた夢ですが、彼らは大真面目に語ります。その方が面白いし、自分自身を奮い立たせることができるのでしょう。

目標が小さすぎると「達成したら燃え尽きた」というバーンアウト症候群になるリスクも高まりますし、頑張らなくても達成できてしまう目標では目標と呼べません。

なので、大目標を立てること。
次にそれを達成するための小目標を設定する。

その小目標のヤマを「どんなステップで進むか」を細分化してPDCA(Plan Do Check Action)を繰り返していくことが、小さな成功を達成するためのポイントだと思います。

「立派な計画だけ立てて満足して行動しない」リスクもあるので、個人的にはDCAPという「まず行動ありき」という考え方のほうがおすすめです。

ここまであれこれ述べてきましたが、何よりも大事なのは「まずやってみること」です。

情報ばっかり集めて動かない「ノウハウコレクター」になってみても、現実は1mmも変わらないばかりか、時間だけが無為に過ぎていきます。

ところで、

自分はどんなことが好きなんだろう、どんなことが得意なんだろう。というのは、案外やり続けているうちに見つかったりします。

好きなことを仕事にするのは決して辛くない

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仕事とプライベートを極端に切り分ける会社員時代は、どうしても遊ぶ時間が限られているの、趣味の中でも優先順位が「10番目くらいに好き」は引き出しの奥底にしまい込まれてしまいがちです。

だから、「のめり込むほど大好き」じゃなくても、「好きかもしれない」「なんとなく得意だったな」というレベルでも。

まずは小さなことから始めてみる。環境を変えてみることで見えてくるものもあるんじゃないでしょうか。

焦って結論が出るようなものではありませんが、とりあえずやってみて、その中でビジネスとして成り立つものを選ぶのも一つの方法だと思います。

「好きなことを仕事に」でよく「イチローは…」とか「羽生名人は…」とか引き合いに出されますが、そこまでのレベルを求めなくても、得意な分野をやり続けて成功した人も世の中には大勢います。0か、100かで考える必要はないんじゃないでしょうか。

その中間の60くらいで収まっても、自分が納得する働き方にたどり着ければ、それで良いんじゃないかと思います。

もちろん、情熱や偏愛を語れるに越したことはありませんが、まずは自分の埋もれた「好きを発掘」すること。「得意を磨いて好きになる」というところから始めてもいいんじゃないかと僕は思います。

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