難易度 ★★☆☆☆(カンタン!)
- アドセンス審査ブログにはどんな画像がNGなの?
- アドセンス審査ブログに動画や引用の埋め込みはNGなの?
- そもそも、アドセンス審査ブログって画像を貼ってもいいの?
という人に向けて書いています。
この記事を読むことであなたは、
- アドセンス審査ブログに貼ってOKな画像とNGな画像
- アドセンス審査ブログに動画や引用を埋め込む注意点
を理解することが出来ます。
Googleの収益化プログラムの登竜門であるアドセンス審査って、「画像貼っちゃダメ」とか「フリー画像ならOK」って言われますが、結局のところその基準ってなんなのよ?って思う人、意外と多いんじゃないかな?と思います。
2019年に自分がアドセンス審査にチャレンジしたときも(6回落ちた泣)、何がOKで何がNGなのかを理解しないままなんとな〜く画像をコピペしたり、外部サイトから引用してたり…。
そんな僕も人に教える立場になり、2020年9月、クライアントさんのアドセンス審査通過ブログが「7記事10日」で一発通過しちゃったんです。
えっすごい!なんで?…僕は考えました。そしてわかったんです。
その差は、『Googleが求めている絶対的な基準を理解していたか否か』にあったのだと。
Googleは審査の基準を明文化していない、ってよく言われるけど、実はあっちこっちに親切に書いてるんですよね。
なので、散らかったGoogleの「基準値」を整理・要約しつつ、OK画像とNG画像について解説していきたいと思いまっす!
さあ、さっそくいってみましょう!
ところで!アドセンス審査通過のための絶対的な基準、知ってますか?
まずはじめに、アドセンス審査通過のために求められていることってなんだと思いますか?
もったいぶらずに結論から言ってしまうと、
『検索ユーザーに役立つ唯一無二のオリジナルコンテンツを提供する』ことです。
大事なことなのでもう一度。
『検索者が納得・助かる!』ためのあなたらしい『この世に一つしか無いオリジナルコンテンツ』を生み出すことが、アドセンス審査通過のカギです!!
なので使用する画像は原則、
- 自分で撮影した写真
- 自分で作成した画像
- 自分で加工したフリー画像※注意点あり
これらで統一していけばいいんですよ。
Googleはオリジナルなコンテンツを重視しているんだから、無いなら自分で作っちゃえば良いんです。
GoogleのAdSenseヘルプは穴が空くほど見るべし
ちなみにGoogleのアドセンスヘルプにはもう目を通されましたか?
まだならこちらからどうぞ→Googleアドセンスヘルプ
ここめっっっっちゃ大事です。
試しにページを要約すると、こんな事が書いてあります。
AdSense を有効活用していただくためには、関連性の高い独自のコンテンツがあり、ユーザーの利便性を重視したページを用意していただく必要があります。
(中略)
他にも多数のサイトがすでに存在しているため、ユーザーの関心を引き付け、詳しく知りたいと思ってもらえるような、関連性の高い独自のオリジナル コンテンツを掲載しましょう。
(中略)
熱心なリピーターを獲得するうえで最も大事なのは、価値の高い独自のコンテンツを掲載することです。ユーザーにコンテンツを楽しんでもらえれば、共有を通じて他のユーザーにも評判が広がり、サイトの成長につながります。
(中略)
別のサイトの記事や埋め込み型動画など、外部のコンテンツを使用する際はご注意ください。最も重要なのは、専門家の知識、何かを改善する方法、クチコミ情報、自分のアイデアなど、他にはない独自のコンテンツを掲載することです。
https://support.google.com/adsense/answer/7299563
もうしつこいくらい【独自のオリジナルコンテンツで頼むよ!似たようなサイトいっぱいあるからさ!】
って言ってるの、お分かり頂けましたでしょうか…。1ページで4回も言ってるわけです。
つまりは、ここなんです。
オリジナリティ要素が最重要。
つまりは?パクリ、ダメゼッタイ。です。
AdSense 広告は、独自性がないコンテンツや著作権で保護されたコンテンツを掲載しているサイトには表示できません。
明確に言ってますからね、ガツンと。
この考え方はアドセンス審査に限らず、「検索エンジンで上位表示させるためには絶対必要な要素」でもあります。もうほかのページにも「独自コンテンツね!」ってめちゃくちゃたくさん書いてあるわけですよ。
なので「アドセンス審査の段階でこの意識を徹底して身につけてね!」というGoogleの暗黙のメッセージだと受け止めて、このポリシーをいち早く理解することがアドセンス審査合格のスタートラインを切るための秘訣でもあるわけです。
つまりGoogle画像検索やどっかからコピペした画像はNG
まず多くのブログ初心者が間違えやすいのが、
「Google検索でゲットした画像をそのまま貼り付ける」という行為。
これもうまっさきにNGです。たとえば↓
地元のカフェやパン屋さんを紹介する記事でアドセンス審査に通過したい!
そう考えて、記事のアイキャッチや文中にこれらの画像をよく確認せずに貼り付けるのはOUTです。
(僕が昔カメラブログで審査出してたときは結構やっちゃってました…笑)
いやもちろん中にはフリーの素材も混じってるんです。でもぱっと見じゃ見分けがつかないですよね??
知らずに「コピーコンテンツを量産」する片棒担いでいたりするわけです。そりゃ通りませんよ。
なので正しくは、あなた自身が実際にそのお店まで行って、自分のカメラなりスマホで撮った写真を使うが正解です。
画像編集ツールでアイキャッチを自作しても全然OKです。フリー素材使うよりよっぽどオリジナリティありますし。
間違っても口コミサイトや検索してゲットした画像、よそのページで見つけた画像を「お、ちょうどいいな」と
- 右クリックでコピー→貼り付け
- 右クリックで保存してアップロード
しないように注意しましょうね。
コピった瞬間あなたのブログはGoogleから「オリジナルではない」とみなされてしまうかもしれませんので。
漫画やCDジャケット、イラストのスクショは絶対NG
みなさん、著作権って知ってますか?(ナイツ塙のノリで)
いや違うんです馬鹿にしてるわけじゃなくて!笑
実は、漫画の表紙イラスト、CDジャケットの写真、ゲームのパッケージ写真なんかをWEB上にアップロードする行為って、犯罪です。公衆送信権違反。
CDジャケット(デザイン、イラスト、写真)は通常の場合、著作物に該当するので、CDジャケットの著作権者から許可を得ずにホームページに載せることはできません。
CDジャケットの著作権者は、他人が許可なくジャケットをネットワーク上にアップロードする(送信可能な状態にする)ことを止める権利(公衆送信権)を有しているからです。そのため、許可なくジャケットをホームページ上に掲載することは権利侵害となります。
引用:日本レコード協会
これ、漫画もゲームも音楽もぜんぶ(うへーマジかよ~ですよね。)
もっと言うと、Twitterとかインスタに表紙の写メアップするのも法律的にはアウトなわけです。
だからGoogleは、これら著作権違反を「広告貼ってお金稼ぐブログにバンバン好きにやれ!」って“公に”認めることはできないんです。海賊版サイトは全世界のアーティストの敵なので、その延長線なのでしょうね。
まとめると、
- 漫画の表紙イラスト(中身ももちろん)
- CDジャケットの写真や歌詞
- ゲームのパッケージ写真
- 他人のプレイ動画のスクショ
- 小説の表紙やページの写真
- 美術館みたいな“芸術的建造物”の写真
これらは著作家に半としてアドセンス審査ではNGになります。
え?でもアドセンスで稼いでるブログはバンバン違反してるじゃないかって?
いやぁ、なんでですかねぇ…僕Googleの中の人じゃないんでわからないッス\(^o^)/
えーーと、たぶんですが、「道端に唾を吐く」「列の割り込み」「指定日以外のゴミ出し」なんかが実は犯罪(軽犯罪法違反)だけど取り締まれないのと一緒で、「いちいちそんなの構ってられへん」ていう状況なんじゃないでしょうかね。(たまに訴訟されてる話を聞くので気をつけましょう)
ただ、審査は人の目でチェックされるので、今だけは見逃さないぞオラァ!ということなのだと僕は理解しています。
と、話が脱線したのでもとに戻しましょう!
つまり、ダラダラとアドセンス審査に時間をかけないためにも、
「この記事は完全に自分メイドのオリジナルコンテンツであーる!!」
と胸を張って言えるサイトをつくっていこうね!ってことです。
Googleのサイト運営者ポリシーに違反する画像もNGだよ!
ちなみにあなたは、
- Google サイト運営者 / パブリッシャー向けポリシー
(リンク→https://support.google.com/admob/answer/9335564) - Google サイト運営者 / パブリッシャー向け制限コンテンツ
(リンク→https://support.google.com/admob/answer/9335567)
のページには目を通されましたか?
まだなら、こっちも穴が開くまでチェックしましょう!
どっちも似たような内容になっていますが、要するに「書いてあることに関連する画像も使ったらNGにするからね」ということです。
つまりは、
アダルト、酒、タバコ、タトゥー、血、グロ、兵器、ドラッグ、暴力、犯罪、肌色の多い画像…
などなど、Googleが広告プログラム上で禁止しているカテゴリの画像は当然使ったらNGです。
余談ですが、Googleが目指しているのは「リビングで子供と一緒に見ても平気な検索エンジン」です。
仮にあなたに5歳の娘がいるとして。休日の午後、娘ちゃんと一緒に見たサイトに豊満な水着グラビアのうっふん画像が並んでいたら「ほんのちょっとだけ教育に悪いかも」と感じませんか?GoogleのNGラインの基準はここです。
ちなみにオッサンの上裸画像もアドセンス審査ブログでは微妙です。(見る人によってはポルノですし)
これは実際にボディビルや相撲、水泳、陸上などの競技画像も「広告制限を食らうギリギリのグレーゾーン」とされているので、そっちの基準から考えると控えたほうが良さそうです。
あるいは旅行、観光系の日記ブログで審査通過を考えている時、「肌色の多い画像」「水着の男女が映っている画像」「アルコール」などの画像を使っていないか、もう一度記事を見直してみてください。
著作権フリーの画像は?→OKだけど必要な時以外は使わないほうが吉
2019年にフリー素材を使って審査通過した自分自身の体験と、ネット上で「フリー素材で審査合格した」という声から察するに、著作権フリーの画像はアドセンス審査において一応OKと判断して良いと思います。
ただし、あくまでも求められているのは「独自性の高い価値のあるコンテンツ」であって、「ちょうどいい感じのところにそれっぽい画像を貼っていこうね」なんて1mmも書いていないので注意が必要です。
オシャレ画像を貼って見栄えを良くするのはただの自己満なので勘違いしないように気をつけましょう。
それをふまえて、著作権フリーの画像は以下のリンクからゲットできます。
いちいちあっちこっち探すのめんどい!っていう人は海外フリー素材サイトを一括で検索できる「O-DAN」を使うと時間が短縮できます。(動作はちょっと重いです。)
ちなみにフリー素材だからと言って何をやっても良いわけじゃありません。
著作権フリーの画像・写真には、CCライセンス(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)というものが定められています。
これは、使用は許可するけど、改変(縮尺・変形・トリミング)などを禁止しているものもあり、そのライセンスの設定については画像ごとに決められている(厳密には作者ごとに違う)ので、使用の際はきちんと確認してから使うことをオススメします。過去に訴訟になった事例もあるそうです。
多くの場合、画像と同じページに『ライセンスについて』という表記があるはずなので、使用の際は要チェクやで!(ちなみにunsplashはCC0、改変OKなのでオススメ)
詳しくはこちらを見てね→クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは?
公式動画や外部サイトの引用埋め込みは慎重に。てかやめとこ
最後に、動画や外部サイトの引用には十分な注意が必要ですよ。
「引用したから落ちた」という話や、「アドセンス審査は引用してはいけない」という言説が飛び交っているには、理由があります。それが以下の太字の部分です。
別のサイトの記事や埋め込み型動画など、外部のコンテンツを使用する際はご注意ください。最も重要なのは、専門家の知識、何かを改善する方法、クチコミ情報、自分のアイデアなど、他にはない独自のコンテンツを掲載することです。
Google サイト運営者 / パブリッシャー向けポリシーで定められているように、AdSense 広告は、独自性がないコンテンツや著作権で保護されたコンテンツを掲載しているサイトには表示できません。そのようなコンテンツへの広告掲載はポリシー違反に該当するため、広告配信の停止やアカウントの閉鎖につながる場合もあります。
引用:AdSense審査お申し込み時の条件
これって何が言いたいかと言うと、
「あなたがオリジナリティあるコンテンツを作るに当たって、その借り物は本当に必要なのか?」
「よそのサイトから情報をもってくるよりも、自分の工夫やアイデアでどうにかできませんか?」
ということなんじゃないかと。それを踏まえたジャンル・ネタ選びが大切ですね。
条件さえクリアできれば5記事〜10記事で通過できるのがアドセンス審査です。審査はあくまでも審査でしかありません。
本来の目的は合格した後の「ブログで収益化する!わしゃブログでお金を稼ぐんじゃ!」でしたよね?
だったら、「この引用は大丈夫だよな…」なんてドキドキしながら動画や文章の引用は止めておいたほうが、精神的にもルール的にもメリットしかないと思うんです。
まとめ|アドセンス審査に重要なのは画像<オリジナリティ
少々長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただいた方には、「アドセンス審査ブログで使う画像はどんな基準で選べば良いのか?」がご理解いただけたかと思います。
自作の画像であればバンバン貼ってOKです。その方が内容をリッチにできますし、読者にも内容を伝えやすくなるでしょう。
ですが、説明をわかりやすくするためによそから画像を借りてきたり、関連性の低いフリー素材でゴテゴテ盛ってしまうと、今度は「オリジナリティの低いコンテンツ」とみなされてしまうリスクを高めることになりかねません。
何より怖いのは、「何が著作権侵害なの?」「Googleは何を禁止しているの?」を知らずにいつのまにかポリシー違反を犯してしまっても、「価値の低いコンテンツ」としか返事が来ないパターン。
原因に気づかないままリライトや記事更新を進めて「どうして何度もやってるのにアドセンス審査に落ちるの…」と途方に暮れてしまうかもしれません(僕はそれで30記事書きました)。
くどいかもしれませんが、Googleがアドセンス審査に求める条件は、「読者にとって独自性の高いコンテンツ」をわかりやすく届けることです。それを5回〜10回繰り返せばOKな話です。
5記事そこらで通過するサイトがあるくらいですから、サイトとしての完成度を求められているわけじゃありません。
「このサイトならウチの広告貼らせても大丈夫だな」という見極めのためのアドセンス審査なので、まずは「独自性」の基準を満たすための画像選び、画像作りにトライしてみることが、審査通過の近道になると思いますよ!
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