アドセンス審査を通過し、いよいよトレンドブログで収益化をスタートさせよう!というステップになった際、どんなプラグインを選べば良いのか悩む事があると思います。
プラグイン選びの基準は、
- 更新頻度が高い(更新放置だとセキュリティ的にNG)
- SEOに効果があること(あってもなくてもならいらない)
- 入れすぎると重くなる。(表示スピード低下はサイト評価ダウン)
- 以前は必須と言われても今はいらないものもある(要チェックです)
- いっぺんに入れすぎない(ABテストが出来ない・不具合の原因がわからなくなる)
これらを意識すると良いでしょう。
前提として僕はワードプレステーマに有料のJINを使用していますが、有料テーマはものによっては無料に比べプラグインで補う必要がないほど最適化されています。
なので、テーマでカバーできない部分をプラグインで補う、という考え方が大切です。
現在僕が使っている必須系オススメプラグイン10選と、任意で入れるべきプラグインを4つご紹介します。
なお、プラグインには見た目も名前も似たようなものがあり、間違えやすいです。インストールの際は、コピー&ペーストが確実です。
サイト管理系プラグインのオススメ
前置きですが、「プラグインを入れた!これで上位表示できるぞ!」というのは初心者にありがちな大いなる勘違いです。
ブログ収益化に重要なのは、「検索者ニーズを満たしたコンテンツの質と量」です。そしてGoogleは日々の巡回でそれを最優先にチェックしています。
ただし、Googleの評価を少しでも上げやすくするためにプラグインは無いよりあったほうが良いです。
Akismet Anti-Spam (アンチスパム)
サイト運営をしてアクセスが伸びてくると、必ずと行ってよいほどスパムコメントや悪質なトラックバックがコメント欄に押し寄せてきます。
Googleのアドセンスポリシーには、「暴力やアダルトは厳禁」という鉄の掟があります。
それは、コメント欄にも適用されます。スパムコメントのせいでペナルティなんて絶対にあってはならないことです(絶対に)。
例えば外部から貼り付けられたアダルトコンテンツのリンクとかは一発でペナルティを受けるい恐れもあるので、対策としてはこれを入れるか、コメント欄を閉鎖する方法が良いでしょう。
Google XML Sitemaps
Google XML Sitemapsは、Googleが推奨する方法で、記事の更新を巡回クローラーに通知するサイトマップを作成するプラグインです。SEO対策として必須。
よくある疑問として、「グローバルメニューに表示するサイトマップと何が違うの?」というものがありますが、実際にサイトマップを表示させてユーザビリティを向上させる「PS Auto Sitemap」は人間用で、SEOには効果は期待できません(むしろ重くなる)。
Advanced Ads
アドセンス広告を設置する方法はいくつかあります。有料テーマJINには「広告管理」という項目があり、そこで記事下や見出しH2前、記事下などに自動表示させることが可能ですが、「任意の場所」に広告を埋め込むためには別途プラグインが必要となります。
Googleアドセンス広告にはいくつかの種類がありますが、僕が運営するトレンドブログではAdvanced Adsによって記事途中に挿入するディスプレイ広告がもっとも収益を生んでいます。
Broken Link Checker
リンク切れサイトへの外部リンクは、「古い、役に立たない情報だ」と判断されSEOでマイナス評価を受けます。
Broken Link Checkerは、過去に書いた記事で外部リンクがリンク切れを起こしているページをメールで通知をしてくれる便利なプラグインです。
導入したらチェックのサイクルの設定(デフォルトは3日置き)とメールアドレスの登録を欠かさず行いましょう。
サイト表示速度高速化系プラグイン
現代人はとにかく忙しくせっかちです。
Googleの調査によると、スマートフォンでのページ読み込みにかかる時間が
- 3秒以上だと51%がアクセスをやめる
という統計があります。なかなか開かない重たいサイトはそもそも読まれることがない=価値が無いと判断されてしまいます。
画像を適切に扱うのはもちろん、プラグインでロードや画像圧縮の補助をすることは、画像を多用しがちなトレンドブログにとって重要な要素と言えます。
a3 Lazy Load
サイトに貼り付けられた画像・動画は通常、ページのロード時に全て読み込まれます。トレンドブログは多くの場合、画像や動画を多用し、重くなりがちです。
「a3 Lazy Load」はスクロールに合わせて表示を遅延させるプラグインです。
実際、画像の読み込みを遅延させるだけで、クリックからの表示は体感できるほど早くなることがあります。もちろん、サイトの高速化はSEOにメリットがあります。
インストール手順もシンプルで、更新頻度も高くなかり信頼できるプラグインと言えます。
EWWW Image Optimizer
EWWW Image Optimizerはサーバーにアップロードした画像を圧縮し、適切なサイズに改善するプラグインです。これからアップロードする画像だけでなく、既にアップロード済みの画像を改善してくれる機能もあります。
サイトスピード低下の一番の要因は間違いなく画像と動画です。動画を多数埋め込むことはそうないと思いますが、画像は「見やすく」を優先させると必然的にサイズが巨大化し、重たくなります。
ただし、EWWW Image Optimizerを導入してワードプレスの操作が重くなった、真っ白になった、という不具合も報告されているため、導入前には必ずバックアップを取っておくことをオススメします。
機能追加系プラグイン
あってもなくても、のレベルのプラグインですが、僕にとっては欠かせない機能を追加するプラグインです。
自分でCSSを編集できる人にははっきり言って不要かもしれません。
ですが、僕のように「HTMLとCSSって何が違うんです?」とか言っちゃうような人は迷わず入れておくことをオススメします。また、不要になったら削除してもシステムには影響を及ぼさないので安心して使用できます。
Easy Table of Contents
あなたは目次のない本を買ったことがありますか?僕はありません。
ページ内に「目次」を追加してくれるプラグインです。最近のブログには多くが導入されていますね。
内容のボリュームが事前に把握できていれば、
- 読むのにどれくらい時間がかかりそうか
- 欲しい情報が記載されているのか
- 結論だけ読みたいんだけど!
がひと目で分かります。僕は目次がないサイトは2秒で離脱します。不親切なので。
そう、目次は「あって当然」なのです。
Googleの検索結果に表示されるスニペットにも、見出しは直リンクが掲載されアクセスしやすくなっています。利便性とSEO効果に影響を及ぼしていると考えて良いのではないかと思います。
目次作成プラグインにはもう一つ有名なものとして「Table of Contents Plus」がありますが、どちらも今のところ更新頻度は高く仕様感も似ています。ぶっちゃけどっち選んでも満足できます。
MW WP Form
ブログ立ち上げ初期にこの「お問合せフォーム設置系」のプラグインは既に導入済みかと思いますが、見栄えと手軽さからこのプラグインを紹介します。
トレンドブログの場合、お問合せフォームが活躍する機会は少ないと思いますが、これなしではアドセンス審査は通りません。重要なくせに必要性がないという困ったやつです。
そんな「あってもなくても」な部分をゼロから作成するのは時間の無駄です。プラグインを入れてサクッとできれば、それ以外の重要なことに時間を使うことが出来ますよね。
ちなみにお問合せフォーム系のプラグインは「Contact Form 7」が有名です。別のサイトではそっちを使っていますがどっちでも良いです。
セキュリティ・パクリ防止系プラグイン
ブログで収益化をするにあたって忘れがちなのが、セキュリティ対策です。
サイトの機能向上や利便性ももちろん大切ですが、5万、10万とアクセスが増えるに連れ、あなたのブログは「お金を生む仕組み」の一つに成長していきます。
それをデフォルトのまま放置しておくなんて、財布をブラブラさせたまま街を歩くようなものだと思いませんか?
少なくとも不測の事態に備えてバックアップを取る、パクリやコピーコンテンツによる被害を最小限に抑えるためにある程度の工夫はすべきだと思います。
BackWPup
ある日突然、サイトの管理画面が真っ白になってしまったら?
もし、あなたのワードプレスが外部からの攻撃によって乗っ取られてしまったら?
不測の事態はいつも思いがけないタイミングで起こります。
あなたのサイトがまだマックのポテト代さえ稼げていないサイトであっても、そこに至るまでに掛けた時間と労力と愛情はかけがえのないもののはず。
一応、レンタルサーバーをエックスサーバーにしている人は、サーバーで自動バックアップをしてくれているので、万が一の時はそっちからサーバーデータとMySQLデータベースの復元が可能です。でもサーバーデータの復元は有料(10,800円/1回)。
無駄な経費を掛けないためにも、無料で出来るバックアップは絶対やるべきだと思いますよ。
WebSub/PubSubHubbub
「ウェブサブ/パブサブハブバブ」と読みます。
この「なまむぎなまごめなまたまご」みたいなフザけた名前のプラグインは、投稿したらGoogleに「新しい記事投稿したからはよ巡回して!」と通知してくれるプラグインです。
実際のところそれで巡回クローラーが「はいよー」って来てくれるかどうかは不明です。
先月開催された Google Dance Tokyo 2017 のときに ゲイリーと話しているなかで PubSubHubbub のサポート状況も話題にあがりました。
次のようにゲイリーは話していました。
『今でもメンテナンスされているかどうかわからない。サポートは続けているはずだけれど、きちんと機能しているかどうかは僕には確証がもてない。』
引用:海外SEO情報ブログ
元グーグルの中の人曰く、「微妙」な感じです。
SEO的にはお守り程度に考えていたほうが良さそうですね。
ただ、「投稿→通知→Googleにインデックス」することで、“後追い丸パクリコピー奴”への対策とすることが出来ます。個人的にはSEOというよりセキュリティとして有効化しています。
WP Content Copy Protection & No Right Click
右クリックとコンテキストメニューからのコピペを防止するプラグインです。
トレンドブログ運営では欠かせないプラグインだと個人的には思います。初心者による新規参入が多いトレンド界隈では、「楽して稼ぎたい」思想の人種が少なからず存在しています。
あなたが頑張って書いた記事がごっそりパクられる可能性は今この瞬間もゼロではありません。いるんです、たまに。
基本的にはインデックスが遅いほうが「コピー」認定されると思いますが、サイトパワーが強いサイトが弱小サイトの内容をガッツリパクる「WELQ問題」のような事例もあるので、自己防衛のためにも導入をオススメします。設定することもないのですぐ使えます。
任意で追加をオススメするプラグイン
さて、ここまで実際に僕が使っている必須プラグインを紹介してきました。
ここから先は、無くてもいいけどあったら便利なプラグインと、「必須って言われてたけど今ぶっちゃけいらなくない?」なプラグインたちです。
冒頭で触れたとおり、プラグインは増やせば増やすほどサイトのアクセススピードに悪影響を及ぼすばかりでなく、競合して未知の不具合を生じさせる恐れもあります。
また、テーマによっては「既に対策済み」でプラグインを入れると内容が重複してしまうものも。リスクを知って正しい運用を心がけたいものですね。
Jetpack by WordPress.com
超多機能・超ヘビー級のプラグイン「Jetpack」。
- お問合せフォームの設置
- 投稿を検索エンジンに通知
- サイトダウンしてないか常時監視
- セキュリティ強化
- サイト高速化
- アクセス解析
などなど、あったらいいな、が詰まってるんですが、いかんせん使いません・・・。
サイト立ち上げ時に入れて今も鎮座していますが、僕はアクセス解析以外の機能を全てオフにして使っています。正直Google AnalyticsとSearch Consoleがあるのでアクセス解析もほとんど見てません。
必要な機能は個別のプラグインで導入しているので、正直入れてもあまり恩恵は感じられないと思います。あとバナーの主張がうるさい。
近々勇気を持って削除してみようと思います。失敗したらレポートします。
All In One SEO Pack
こちらも大型プラグインで、以前はインストール必須と言われていたプラグインです。
が、有料ワードプレステーマ「JIN」は、このプラグインの機能の大半をカバーしているそうで、むしろ「競合するから導入しないで」と警告しています。
個人的に有効だと感じるのはOGP設定を簡単に設定できるので、SNSやFacebookへの投稿が意図した画像で投稿できるくらいのメリットしか感じていません。
2020年現在では、プラグインのまとめサイトでもランク外とするところも増えてきており、多機能型はアクセススピードにデメリットが大きいこともあり敬遠されがちですね。
SiteGuard WP Plugin
サイトのアクセスが増えて、収益が5万とか10万になったら入れたいプラグイン。画像圧縮プラグイン「EWWW Image Optimizer」と同じ作者です。
自分のサイトが悪意ある第三者に攻撃されるなんて考えたくもありませんが、自分の身は自分で守らねば、です。このプラグインでは、
- ログインアドレスの変更
- ログイン通知
- ログインロック
- 画像認証
- フェールワンス(必ず1回失敗する)
などの機能で外部からの不正ログインを防ぎます。
実際どこまで効果があるかは試してないのでなんともですが、機械的なログインアタックは防げる(といいな)と考え、お守りとして入れてます。
AdSense Invalid Click Protector
アドセンス狩り(同一アカウントからのクリック連打はポリシー違反でペナルティを受ける)対策として。
世の中には、稼いでるサイトに悪意を持って広告をクリックしまくってアカウントを強制停止させるというとんでもないヤカラがわずかですが存在しています。
さすがにもう絶滅しただろう、と思ってSNSで「アドセンス狩り」と検索したら最近でも被害に遭っている人がたくさんいるじゃないですか・・・。
なので、「同じユーザーから○回以上クリックがあったらそいつを○日以上BANしてクリックさせない」プラグインがこれです。防御力が上がったような気がします。
以前、アドセンス収益レポートに「無効なクリック -6000円」みたいなことがあって、「もしや?」と思いました。
基本、誤クリックを誘発させる広告配置はアドセンスポリシーで禁止されているのでやらないですし、万が一アカウントが停止されてもGoogleに申し立てをすれば、余程のことがない限り再開されるそうなので大丈夫だとは思っていますが。
【まとめ】トレンドブログ初心者にオススメの神プラグイン2020
自分でブログを立ち上げた時のワクワク感とワードプレスのカスタマイズ性の高さに、ついいろいろな便利機能を突っ込みたくなるのが人情ですが、一回ぐっとこらえましょう。
個人的にはクラシックエディターが必要なのでビジュアルエディタ周りの改善プラグインを入れたりもしていますが、入力支援や404エラー対策など、他にも有用で必須とされているプラグインはいくらでもあります。
あと、トレンドブログで短期収益化を目指す場合、あるいは安定収入が確保できたなら、
- セキュリティ向上
- バックアップ
- コピー防止
- アドセンス狩り対策
など「不測の事態」に備えてサイトの防御力アップはマストだと考えています。
重要なのは、「ブログの運営に必要かどうか」なので、
- 「記事のURL変更はめったにしないからリダイレクトはいらないな」
- 「サイトマップはどうせ要らないからPS auto sitemapは消すか」
- 「WP-CopyProtectは5年も更新されてないから危険だ」
という取捨選択がある程度自分で出来ることが望ましいですね。
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