奥さんのリフレッシュのため、娘と二人で近所の桜の名所へ。
一人だと徒歩5分の距離も、2才児同伴だと20分ほどかかるちょっとした旅になる。(寄り道が多すぎる)
たどり着いた公園は、緑と満開の桜がお出迎え。
それほど広くはない緑地だけど、この日もとても空いていた。
というかここは、駐車場の場所が信じられないくらいわかりづらい。
諦めずに探求した者か、近隣の住人以外ほとんど訪れない。
一人で駆け回る楽しさを覚えたせいか、少し前まで1m離れただけで泣き叫ぶ彼女が、今はこんなに離れてもへっちゃら。
引きの写真が取れるのは嬉しいけど、なんだかちょっとだけ寂しいのは親のエゴだろう。。。
ちなみに左手に持っているのは、道端に落ちていたお菓子のゴミ。
汚いからおやめ、と何度も言ったのだけど、拾いたいから拾うのだ。
彼女に理屈は通用しない。世界の中心は私で、万物の法則は私に従うべきだ。ゴミを拾ったのは善意なんかじゃない。他人の意見なんてどうでもいいのだ。…師匠、ついていきます。
べったり期、ワガママ期、そして一つ大人に。
幼子は、目に見えないほど早く、このサイクルを毎日何度も繰り返しているように思う。
ちょっと飛躍する。
奇しくもこれは、千利休が説いた守破離の教えに似ている。物事を学ぶ基本的な姿勢の話だ。
また、一兆ドルコーチのエリック・シュミットは、「成功者に共通するのは、素直さだ」と著書の中で述べている。
どこまでも自分に正直。裏表がない。好きも嫌いも極端で、ワガママ。全力で喜怒哀楽。
毎日何かを試している。毎日何かを覚えていく。毎日伸びていく。
素直さとは、つまりこういう事を言うんだろうなぁ。
本当に、子どもはすごいよ。