赤ちゃんの仕事は、あそぶ、食べる、寝る、泣く。
シンプルにこの4つだけ。
何で泣いているのかはわからないが、伝えたいことがあって泣いている。怒っている。
直線的で、遠慮がなく、情緒豊かだ。(もちろん、こちらはあたふたしている)
彼女にとって、伝わるかどうかは関係ない。
ただ、願望を伝える必要があるから、感情に出す。
叫ばなければ、何も変わらないからだ。
大人になって喜怒哀楽が下手になった僕。
反応すると辛い。摩擦は起こさないように。
そうやって感情の消耗を避ける術を身に着けた鍛錬の賜物。
ストレスと共存するためには、そうしなければならなかった。
けれど、
今こそ見習いたいと思う。
すべての人間にはインナーチャイルドがいて、願望を伝えたい、要求や欲求を叶えたいと信じている。
三つ子の魂も、永遠の17歳も、膝を擦りむいて泣いたあの日の僕は、今も記憶の中に生きている。
そして気付くべきだ。
「こうしたい」を抑えつけ、ただ耐え忍ぶ行為は、生き物としてはむしろ不自然なんだってことを。
だから、もっと怒って、笑って、泣いて、哀しめよ。